フクダ・ロングライフデザインのパッシブZEH

問. にあてはまる言葉を選びましょう。

パッシブZEH(ゼロエネ住宅)とは

住まいのエネルギーをかしこく

家のことです。

  • 1 うける
  • 2 つかう
  • 3 つくる

正解

パッシブZEH(ゼロエネ住宅)とは、
住まいのエネルギーをかしこく
うける家のことです。

家がエネルギーを「受ける(パッシブ)」とはどんな意味でしょう?日照や風向を科学的に分析することで低燃費を実現するパッシブデザインの仕組みをご覧ください。

低燃費性能の仕組みを見る

問題に戻る

パッシブZEH(ゼロエネ住宅)とは、
住まいのエネルギーをかしこく
つかう家のことです。

季節の特性に応じてエネルギーを効率的に「使う」冷暖房設備。まるで家そのものが自然を感じて呼吸しているような、床下の働き者「パッシブ冷暖」の秘密をご覧ください。

快適設備の秘密を見る

問題に戻る

パッシブZEH(ゼロエネ住宅)とは、
住まいのエネルギーをかしこく
つくる家のことです。

今日はどれぐらいエネルギーが創られたかな?太陽光発電で家が「創る」エネルギーを、家族や友だちと楽しく管理。「1985アクションHEMS」の特徴をご覧ください。

創エネの特徴を見る

問題に戻る

パッシブZEHの家づくりとは

「place | プレイス」(パッシブZEH 里山住宅博モデル)

パッシブZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の家づくり

低燃費性能

エネルギーの消費を抑えるつくり

快適設備

エネルギーを効率的かつ快適に使う設備

創エネ

エネルギーを自ら創って管理する仕組み

平成25年改正
省エネルギー基準

経済産業省と国土交通省が定める住宅の省エネ性能に関する基準。従来の外皮の断熱性能に加え、住宅の一次エネルギー消費量も評価対象となる。

パッシブ(受動的)

自然エネルギーを受け入れる仕組みを効率化することによって、家そのものがエネルギー循環の一部として機能するようになること。

ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)

家が暮らしに必要なエネルギーを自ら創り出し、かつ省エネ性能の向上によって、一次消費エネルギー量がゼロになる住宅。ゼロエネ住宅、ネット・ゼロエネルギーハウスなどとも呼ばれる。

住宅の新しいスタンダード『パッシブZEH』

国は、2020年までに標準的な新築住宅のゼロ・エネルギー化を描いています。すなわち、これからの家づくりにおいては「快適性」と「低燃費」を両立することが重要となります。そこで、私たちは自然エネルギーを受動的(パッシブ)に利用する「低燃費の家づくり」を基本としていますので、具体的な手法として先ずは太陽の熱を上手く利用することがポイントとなります。

冬は太陽熱を積極的に採り入れ、夏は太陽熱を遮ることで、冷暖房エネルギーの軽減を図ります。同時に、気象庁の観測データから建物計画地の年間最多風向(卓越風)を読み解き、春や秋などの中間期に風通しの良い通風計画(=窓や開口部の設計)を行います。

更に、建物外皮の高い断熱性と気密性によって、外気温に左右されにくい室内温熱環境を実現することで、エアコンに頼り過ぎることなく、夏は涼しいまま冬は暖かいままの快適性が持続される訳です。

この様な「低燃費な家づくり」を基本とすることで、最小限の太陽光発電や太陽熱温水の補完によってゼロ・エネルギーを実現することが可能となります。私たちは「低燃費の家づくり」がもたらすゼロ・エネルギー・ハウスを、「パッシブZEH」として提唱しています。

フクダ・ロングライフデザインのパッシブデザインの歴史

2010年
パッシブデザイン手法の導入
床下冷暖房システムCCF STYLEの導入
2012年
第1号となるZEH竣工(経産省補助金事業)
2013年
第2号の二世帯ZEH竣工(経産省補助金事業
2014年
第3・4号のZEH竣工(国交省補助金事業)
2015年
第5号のZEH竣工(国交省補助金事業)
2016年
パッシブZEH(パッシブデザイン+ZEH+パッシブ冷暖)を提唱

1

低燃費性能:断熱性能とパッシブデザインによって低燃費を実現する

パッシブデザインの概念

工学的な裏付けをもとに通風・日射条件・断熱性など様々な要素をバランスよく取り入れ、快適を最適化するためのパッシブデザインの設計手法を標準とします。そのことにより、暮らしの快適性を損なうことなく、電気やガスなどのエネルギーを削減し、低燃費の暮らしを実現します。

フクダ・ロングライフデザインの基準値
Q
1.9W/m2・K 以下(熱損失係数)
UA
0.45W/m2・K 以下(外皮平均熱貫流率)
C
0.5cm2/m2 以下(隙間相当面積)

※一次エネルギー消費量は、約600MJ/(m2・年)以下としています。

※Q値とは熱損失係数のことで、住宅の断熱性能を数値化したもので、値が小さいほど断熱性能が高くなります。

※UA値とは外皮平均熱貫流量のことで、建物の断熱性能を示します。UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高くなります。

※C値とは建物の隙間相当面積のことで気密性を表し、値が小さくなるほど気密性が高くなります。

敷地の日照条件の分析とシミュレーション

敷地の気候や風向・日照条件など様々な要素分析・シミュレーションし、自然エネルギーを効率よく取り入れるための工学的な裏付けを数値化したうえで、設計施工に反映させます。敷地の方位や周辺の建物環境をリアルに反映し、基本設計段階において冬至や夏至の日照シミレーションを繰り返します。

南面

北面

東面

西面

夏と冬の日照時間の比較

夏と冬の屋内の日照の比較

夏と冬の屋外の日照の比較

敷地の風向の分析

地域や季節・時間帯などにより、風向の変化が違います。
建てる地域の風配図から卓越風(一番吹きやすい風向)を分析し読み取ります。

起床時の卓越風の向き

就寝時の卓越風の向き

  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • グラフは気象庁より

2

快適設備:パッシブ冷暖®によって快適な室内温熱環境を実現する

次に、優れた快適性を実現するのが、床下空間を利用したエアコンによる暖冷房システム「パッシブ冷暖®」です。
冬は暖かい空気が床下空間を通じて、廊下やトイレ、脱衣室や納戸など、通常ではエアコンを設置しない空間まで行き届きます。同時にフローリングに熱が伝わることで、頭寒足熱の快適な環境を作り出します。

また、夏は床下に留まっている冷たい空気を機械式ファンで吹抜けなどの上部へ引き上げ、そこからシャワー効果で冷気を落とす手法で冬同様に快適な温度環境を保ちます。

パッシブ冷暖®の心臓部はヒートポンプを利用したエアコンですから、暖冷房機器の中で最もエネルギー効率が良く、その省エネルギー性によって本当に使える設備として高い満足度をもたらしてくれます。

パッシブ冷暖®による生活快適範囲

いかにして快適範囲にたどりつくのがいいのでしょうか?

まずは建てる時にしかできないパッシブデザインを活用し、快適範囲にできるだけ近づけます。
そして足りない部分を最小化したパッシブ冷暖®(アクティブデザイン)で補って快適範囲を保つことが重要です。

夏・冷房

「冷たい空気は下に降りる」という原理を活用し、床下空間で広がった冷気を各室の壁の上部から吹き出す工夫をしています。

冬・暖房

「暖かい空気は上に昇る」という原理を活用し、床下空間で広がった暖気を各室の床から吹き上げる工夫をしています。

パッシブ冷暖によって床下空間が温まる様子

パッシブ冷暖によって床下空間が温まる様子

3

創エネ:消費電力や発電量の他、温度や湿度の見える化を実現する

設計段階でシミレーションした温湿度や光熱費が、実際に入居してからどのようになっているのかを、住まい手自身が確認できるように、温湿度の年間の履歴情報や、消費電力や発電量の推移をパソコンやタブレット端末など、普段お使いの機械で手軽にご確認頂けます。その情報は私たちフクダ・ロングライフデザインも共有させて頂き、私共と一緒に賢い省エネの工夫を見つけていきます。

また、それらの省エネアクションをインターネットを介して紹介したり情報交換できる「1985アクションHEMS」の仕組みによって、楽しみながら繋がりながら、ゼロ・エネルギーの暮らしを継続していきます。

*HEMS(ヘムス):Home Energy Management Systemの略。家庭のエネルギー利用状況を見える化し、省エネを効率よくするためのシステム。1985アクションとの組み合わせにより、インターネットを通じて家庭のエネルギー使用状況を1985アクションとして管理することができる。

*1985アクション:1985年の日本のエネルギー消費量への回帰を目標に、現在のエネルギー問題を見直す取り込み。http://to1985.net

HEMS(ヘムス)

Home Energy Management Systemの略。家庭のエネルギー利用状況を見える化し、省エネを効率よくするためのシステム。1985アクションとの組み合わせにより、インターネットを通じて家庭のエネルギー使用状況を1985アクションとして管理することができる。

1985アクション

1985年の日本のエネルギー消費量への回帰を目標に、現在のエネルギー問題を見直す取り込み。

http://to1985.net

1985アクションHEMSの3つの特徴

見える

ご家庭の温熱環境(温度と湿度)や消費電力を手軽に見ることができます。

解る

HEMSのデータを見ながら、1985地域アドバイザーと一緒に賢い省エネの工夫を見つけていきます。

繋がる

HEMSを利用中の方同士で省エネアクションをインターネットを介して紹介・情報交換できます。

1985アクションHEMSの計測グラフの例

  • 太陽光パネル
  • HEMS ゲートウェイ
  • 温湿度センサー
  • モニター(タブレット)

展示場

街の中、家の中、心地よい場所「place | プレイス」(パッシブZEH 里山住宅博モデル)

パッシブZEHの木造住宅「place | プレイス」は、神戸市上津台の豊かな自然の恵みをたっぷりと受けるゼロ・エネルギーハウスです。日照や風向を工学的に分析した設計、太陽光発電、パッシブ冷暖、家が創りだしたエネルギーを可視化して共有できる1985アクションHEMS、さらに耐震構法SE構法による高度な耐震性など、家が自然環境と共存していくための最先端の技術が使われています。

※「里山住宅博 in 神戸 2016」での展示は終了しました。

敷地面積
180.53m2(54.61坪)
建築面積
75.78m2(22.92坪)
延床面積
115.58m2(34.96坪)
建築概要
SE構法2階建て
設計担当
千知岩賢二
インテリア
出来忍

里山住宅博 in 神戸 2016(「place|プレイス」の展示は終了しました)

  • 場所:神戸市北区上津台四丁目20番1他(UR都市機構「神戸リサーチパーク上津台」内)
  • 里山住宅博 in 神戸 2016に関するお問合わせは会場窓口までご連絡下さい

大阪、兵庫、奈良でパッシブZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)をご検討の方は
フクダ・ロングライフデザイン*1までお気軽にご相談ください。